茅ヶ崎方式 京都駅前校
2023/04/27
微妙な食材にチャレンジ
セイヨウタンポポとハルノノゲシ
前回、オニタビラコとハルジオンがまず過ぎて「トラウマ」になってしまい、次の雑草にチャレンジする気がなかなか起きなかったのですが、気を取り直して頑張ってみたいと思います。
今度は、「セイヨウタンポポ」と「ハルノノゲシ」にチャレンジしてみた。
セイヨウタンポポは明治時代にもともと葉を食用にするために日本に持ち込まれたことは割と有名で、食べられることを知っている人も結構多いはず。
なので、そこそこ食べられる味ではないかと少しだけ期待はしています。(前回のオニタビラコやハルジオンのようにトラウマ級の不味さはあり得なさそうとは思っているのですが)
ハルノノゲシは黄色いタンポポを一回り小さくした日陰に生えているどこにでも見られるキク科の雑草です。以外にもこの植物も在来種ではなく、先史時代に日本にやってきた外来種の可能性が高いそうです。それでなぜ今回食べてみようかと思ったのは、ヨーロッパの中世の時代には、なんと「野菜」として栽培され食べられていたという記録が残っているらしいということに触発されてなのです。
ただしハルノノゲシは、見た目が日陰に咲く陰気な植物で綿毛もカビの塊のようで不気味な印象で地獄からの使者のように僕には見えるのです。そのため僕にとっては全く、食欲をそそらない植物なのです。
それでは、調理を開始しましょう。
一日水にさらして、あく抜きをしました。
タンポポの葉っぱはサラダにもできそうですが今回は油で炒めました。
ハルノノゲシは見るからに生は無理そうで、シチューに入れるか炒め物がよさそう(でもたべたくないなぁ)めんどくさいのでタンポポと一緒に炒めて食べ比べすることにしました。
出来上がりを、食べてながらレビューです。
タンポポの葉は癖がなく歯ごたえもよい。青臭さもなくてそれなりの食材になりそう。
しかし、おいしいものではないなぁというのが感想。
ハルノノゲシは、柔らかい葉なんだけどかみ切りにくいなぁ。あんまり好きな食感ではない。しかし青臭さもないし苦みもなく食べられないわけではない。ただ進んで葉っぱを集めて野菜の代わりに食べたいかどうかと言えば、食べたくない。
レビューほうれん草を10点とすれば
セイヨウタンポポ ハルノノゲシ
味 5点 味4点
食感 6点 食感3点
風味 3点 風味1点
トラウマになるほどの不味さではないので、飢饉のときに食材にできるのではないかとおもいました。
今度は日本産のカンサイタンポポとセイヨウタンポポを食べ比べてみたいと思います。